アメリカはアナハイムにてマイクロソフトの開発者向けイベントである【BUILD】が開催されています。
BUILD公式
http://www.microsoft.com/presspass/events/build/
今回、私は諸事情により盛大にこのイベントの情報に乗り遅れたため、キーノートもオンラインで閲覧できていません。
つやてざさんが公開しているブログの「ななふぉ」でキーノートのメインとなる概要は把握できるかと思いますので、そちらをご覧ください。
もうすぐ始まる BUILD のキーノートをライブ中継で見る
Windows 8 の新しい Metro スタイルアプリは Windows Phone でも簡単に動く
今回のキーノートでメインとなったのは、やはりWindowsの次期バージョンであるWindows 8が発表されたことでしょう。目玉となるのは2種類のUIが用意されることです。現状のWindows ApplicationのUIとWindows Phoneから導入されたMetro UI Application。Windows 8が発売された後はしばらくの間、この2つのUIを採用したハイブリッド型のアプリケーションが多くなりそうです。その後、ゆっくりとMetro UIにシフトしていくのか、またはまだ見ぬ新しい発想のUIにシフトしていくのか。まだまだ、UIの世界は計り知れません。
続いて開発環境。既存の.NETやSilverlight、CLR等々のWindows Application向けのフレームワークに加えて、Metro UI Application向けのフレームワークであるWinRT APIというフレームワークが発表されました。今回の発表で嬉しい人はC++ユーザーの方ではないでしょうか。このWinRT APIは、XAMLとC++が連携できるようになり資産を有効に出来るようになる点かと思います。
開発者向けの先行プレビュー版が早速公開されています。気になる方はいち早く体験してみてはいかがでしょうか。クリーンインストール必須ですが。
New Windows Dev Center
http://msdn.microsoft.com/en-us/windows/home/
Windows Developer Preview Downloads
http://msdn.microsoft.com/en-us/windows/apps/br229516
一度買ったOSは10年使い倒すぜ!と息巻いている方もいらっしゃるようですが、10年一昔と言います。しかもこの情報社会、今では3年一昔と言っても過言ではありません。流れに乗り遅れる前に情報資産の見直しもしてはいかがでしょうか。乗り遅れて、守れたものが守れなかったでは話になりません。コンピューターの世界では【古き良き時代】という言葉は通用しません。現在のデスクトップPCが今度どのような方向に向かっていくのか、いわば過渡期にさしかかっていると言えるかもしれません。
これからのMicrosoftのアプローチは目が離せません。