SyncfusionのEssential Studioがお得に使える!

またまた久しぶりの投稿です。

なんか極端にペースが落ちていますが、ここ最近VBAやらと格闘しているので仕方ないですね。

今回はお得な情報です。特に個人の開発者やスタートアップをはじめとする小規模企業の皆さんが対象です。

Windowsアプリケーション向けコンポーネントを提供しているSyncfusion社。最近はなんとAndroidやiOS向けのコンポーネントも提供しているようです。

私もアプリケーション開発の際にSyncfusion社のコンポーネントを使わせていただくことが多いのですが、ここ最近Syncfusion社がフラグシップコンポーネント群であるEssential Studio Ultimateを個人開発者、小規模企業向けに無償で提供を始めていました!

条件は次の通りで、最大5名分の開発者ライセンスを取得できます!金額にして、約120万円相当が無償!

  • 個人の開発者
  • 年間売上が$1,000,000未満の企業

たったこれだけ。この条件を満たす方は誰でも利用することができます。
取得方法などに関しては、Community Licenseの項目をしっかり読んでください。

FAQで、「なんでこのライセンス始めたの?」的な質問で「Visual StudioがCommunity版提供し始めたから自分たちも倣って始めました」みたいな粋な回答をしていて、ますますSyncfusion が好きになりました。

日本語サポートできるようになればいいんですけど。

興味のある開発者の方は、利用してみるのはいかがでしょうか。

 

The complete Essential Studio suite for free

書籍レビュー – はじめてのVisual Studio 2012

2013年最初の投稿です。

久しぶりに書籍レビューです。

今回は秀和システム様より発刊された「はじめてのVisual Studio 2012」です。
執筆者飯島様からのご厚意により献本いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

この書籍は、Windowsアプリケーションの開発では必須となる開発環境である「Visual Studio」の最新版「Visual Studio 2012」の機能を詳細に紹介した数少ない書籍になっています。
Visual Studio 2012の中でもProfessional / Test Professional / Premium / Ultimate エディションを利用されている開発者でも機能をフルに使いこなせている人はほとんどいないと思います。
巷ではExpress版での開発に重点を置いた書籍の方が圧倒的に多いですが、それ以外のエディションでの重要な機能をしっかりと紹介された書籍はほとんどありません。いったいどんな機能がエディションごとに用意されているのかを把握し、その機能の内容を知る書籍としては最適な書籍です。特にテストプロジェクトやTFSとの連携をあまりされていなかった方は、この書籍で機能の把握をしておくとALMやテスト駆動開発などへの理解が一気に進むのではないかと思います。

本書の詳細な章構成は、以下の秀和システム様のWebサイトをご確認ください。
TECHNICAL MASTER はじめての Visual Studio 2012

本書は前バージョン向けに「はじめてのVisual Studio 2010」という書籍が発刊されていますが、前著と大きな変更点と言えるのは、Windows Store アプリケーションの開発の章が追加されています。早い段階で何冊かWindows Storeアプリケーション向けの開発書籍は出ておりますが、本書でもWindows Storeに公開するまでの手順は紹介されています。詳細な開発手順やテクニックなどは別の書籍をお奨めしますが、ざっと概要を把握するにはよいのではと思います。

次にセットアッププログラムの章が変更されています。2012から作成できるセットアッププロジェクトは、Install Shieldのみとなり、MSから提供されるセットアップ方法はClickOnceとASP.NET配置のみになりました。そのため変更されています。

またテスト用のプロジェクトが強化され、単体テスト用のプロジェクトとUIテスト用、Webのパフォーマンステスト用の3種類のテストプロジェクトが作成できるようになりました。そのため、テストプロジェクトの章もWindows Storeアプリケーション開発の章と同様に大幅に増強されています。テストプログラムをあまり書かなかったりしていた開発者の方は、この章だけでも読んでみてはいかがでしょうか。

Visual Studio 2010から一気に強化された感じのするTFSとの連携機能ですが、この点も抜かりなく紹介されているので、私みたいにほとんどコード管理のみで利用していたTFSの機能を更に有効に使いこなせるようになる第一歩になるのではないでしょうか。

また、このほかにもVisual Studio 2012で開発できるアプリケーションの種類なども網羅されています。
「はじめての~」とタイトルにはついていますが、Visual Studioをあまり使いこなしていない人には必読になる書籍だと思います。

今回紹介した本のご購入はこちらまで
はじめてのVisual Studio 2010 (TECHNICAL MASTER 62)
はじめてのVisual Studio 2012 (TECHNICAL MASTER 72)

TextBoxで句読点入力の表示がおかしくなる。

Windows Phone SDK 8.0が公開されましたが、旧バージョンのxapは問題なく動作するかなぁと思い、現在公開している「D Mini Dairy」をSDKのデプロイツールでデプロイしてみました。

あれ?TextBoxの日本語表示おかしいな……句読点が。
この辺を呟いたら、@Pandra_Ovisさんより以下のご指摘がありました。

「新しいSDKでは標準でYu Gothic対応しているので問題が生じないとのことです。以前のSDKでも各国のフォントに対応させるハックをしておけば良いみたいですね。」

各国のフォントに対応させるハックというのは、以下の日本MS WPチャンプである高橋忍さんのブログで書かれている、以下のエントリの内容です。

各国のUIフォントに対するためのより簡単な対応方法

「D Mini Dairy」では、この対応をしていなかったので対応したところ正しく表示できるようになりました。

各国語のフォント問題は、最新のWPSDKだと標準で対応しているそうなので表示は問題なさそうですが、旧バージョンで未対応だった場合正しく表示できないと思います。未対応だった場合はビルドしなおして、旧端末でも一応の確認が必要になりそうです。

対応していないアプリがある方は、早めに行動した方がいいかもしれませんね。

Windows Phone SDK 8.0がリリースされました。

久しぶりの投稿になります。

クローズのSDK公開から早1か月半。ついにWindows Phone SDK 8.0がリリースされました。
日本語版のダウンロードは以下からどうぞ。

Windows Phone SDK 8.0

今回は、ハードの要件が厳しくなっています。ダウンロードページで確認すると次の通り。

Windows Phone 8 SDK

  • OS:Windows 8 / Windows 8 Pro 64bit版
  • 4GBのHDD空き領域
  • 4GBのRAM
  • 64bit CPU

Windows Phone 8 Emulator

  • Windows Phone 8 Pro以上
  • Second Level Address Translation(SLAT)をサポートするプロセッサ

特にエミュレーターはHyper-Vを有効にするため、OSもWindows 8 ProかWindows 8 Enterpriseに限定されています。これからWindows 8を買おうと思っている方でアプリ作ろうかなと考えている方はデフォルトで64bit版Window 8 Proが選択肢になると思います。
また、プロセッサがSLATに対応している必要があるのでそれをチェックしておく必要もあります。チェックするツールは以下のツールがよいそうです。

MachineSLATStatusCheck

Coreinfo V3.1

SDKのisoファイルも今回は1.6GBと前回のバージョンの倍に膨れ上がっています。これは今回も同じようにVisual Studio 2012 Express版が同梱されている関係もあるかと思います。

毎度のことながら、今回もリリースノートは読みましょう。重要な変更点等々追加されたライブラリなどの話が数多く書かれています。C++もサポートされましたし、ゲームの開発プラットフォームもXNAからDirect Xに移行していくのかなと。UnityやHavokをはじめとするゲームエンジンもWindows Phone SDK 8.0向けに対応を表明しています。

これから数多くの情報が一気に流れていくことになるかと思いますが、日本ではまだ諸問題があるようで12月のリリースが見送られました。それでも技術を追っていく立場としてしっかりと動向を見守っていきたいと思います。

D Mini Diaryが公開されました。

Windows Phone 7向けアプリケーションの【D Mini Diary】がようやく公開できました。
審査に落ちること2回。
UIがリージョンに合ってませんと言われ続け、「むしゃくしゃして3か国語対応した後悔はない」というアプリケーションです。
今回のアプリケーションは日本語・英語・ロシア語の3か国語に対応しています。

アプリケーション自体は単純な日記アプリです。1日1ファイル作成できます。
もちろん編集とか削除も思いのままです。
またグレープシティ提供のC1 Studioのコンポーネントをこっそり使っています。
欠点としては、現在はWebストレージ対応していない点です。

お気軽なメモアプリとしても使えますので、ぜひ使ってみてください。

スクリーンショット(左から英語・日本語・ロシア語)

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Metro StyleからModern Styleへ

一部ニュースサイトでも話題に上がったWindow 8やWindows Phoneで使用されているユーザーインターフェースの呼称問題ですが、どうやら【Modern Style】ということでひとつ落ち着いたようです。

今までMetro Styleで親しまれていたUIの呼称ですが、これからはModern Styleで統一されていくようですので、本ブログでもModern Styleまたはモダンスタイルで表記していきたいと思います。

スマートフォン勉強会 関東 #19での資料

過日6月23日行われた「スマートフォン勉強会 関東 #19」で使用したスライドを公開しています。

Slideshareの直接リンク

今回は、要点だけ絞ってお話させていただきました。※まあ、時間も30分でしたし。
Windows Phone 8も発表されて、Windows Phoneのゲーム開発も変わってきそうです。操作系のAPIも整理されてくるのかなぁとかいろいろ考える必要がありそうですね。今後互換性を保つためにXNAで開発していくか、それともスペック的に既存から脱却しDirect XとC++で攻めていくかWindows Phoneデベロッパーは判断を任されることになりそうです。

Windows Phone 8が発表されました。

6月20, 21日にサンフランシスコで行われているWindows Phone Summitにおいて、Windows Phoneの次バージョンであるWindows Phone 8が発表されました。

発表された内容に関しては、各ニュースサイトで詳しく紹介されていますのでそちらをご確認ください。

今回の発表で特に楽しみになったのは、次のような点でしょうか。

  • カーネルがWindows 8と同様。
  • 複数解像度への対応(800×480, 1280×768, 1280×720)
  • Start画面のタイルカスタマイズが細分化。横4つまで配置可能に。
  • NFCに対応。
  • Company Hub(社内用 Hub)の実装。※ビジネス向け
  • セキュリティ強化。※ビジネス向け
  • Native Code(C/C++)での開発が可能。
  • Direct Xによるゲーム開発。
  • havokなどの有名なゲームエンジンが利用可能に。
  • 今夏末に最新のWindows Phone SDKのBeta版をリリース予定。

同時に残念な点も。

  • XNA Frameworkのサポートが不明。
    →今後はDirect Xで開発を進めるのが主流に。
  • 既存のWindows Phone 7.5端末はWindows Phone 8にアップデートされない。
    →直近のデュアルコア端末に関してはアップデートされてもいい気はするけど、シングルコアの端末は難しいでしょう(パフォーマンス的に)。
  • ハードウェアベンダーに日本企業が一社もなかった。
    →日本企業のやる気なさ度が露呈したともいえる。正直期待はしてなかったけど。

NFC対応のおかげでFelica実装も夢でなくなり、今後ベンダーでの対応は注目です。日本市場だと、ビジネス向けの展開が今後加速しそうです。

まずは今夏末のWindows Phone SDK待ちになるでしょうか。
新しいWindows Phone楽しみですね。

スマートフォン勉強会でお話させていただきます。

久しぶりの投稿となります。

今回は告知です。
今週末開催となり、募集が始まっています「スマートフォン勉強会@関東 #19」にて、1セッション時間をいただきました。

今回は、スマートフォンで利用されているゲーム用フレームワークをざっくりと挙げてみて、ポイントを整理してみたお話です。

予告しておきますが、今回のお話は開発の話ですがコードを一切出す予定はありません。
実際にツールを使用してどんな感じのツールなのかとかを見せる程度になると思います。
なお、開発者でない方へも配慮した内容にしましたので、開発者でない人には「へー、開発者の人ってこういうものを使ってゲームを作っているのか」程度の理解をしてもらえるような内容にしてみましたのでご了承ください。

Marketplaceで改善などが行われているようです。

詳しい内容はThe Windows Phone Developer Blogの「Four ways we’re improving Marketplace」の原文を参照してください。
※Bing Translatorでの翻訳はこちらで。

Windows PhoneのMarketplaceが日本で本格展開から早いもので8か月。アプリケーションの問題も色々と話題に上ってきました。商標問題やパクリアプリ、中にはコンテンツの無断利用したアプリなど。

今回のエントリーでは、そのあたりの問題にも言及されているようです。
本文では、大まかに次の点で言及されているようです。

  1. 商標問題について
  2. タイルについて
    タイルはブランド名を前面に押し出しちゃだめよということみたいですね。
  3. キーワードのクリーニング
    アプリケーションの関連キーワードを5つまでに制限するようです。
    多くの検索にヒットさせようと関係ないキーワードで登録しているようなアプリに対して、ヒットさせないようにするためのようですね。
  4. コンテンツポリシーの精査
    主にアイコンを例に挙げて、全世界向けのアプリケーションを作るときには注意して欲しい点が書かれているようです。

今後も市場がどのように増えていくかは不透明なままですが、アプリケーションを提供する立場として注意すべき点は多くありますので、注意していく必要はありそうです。