書籍レビュー – JavaScript 逆引きレシピ

久しぶりの投稿が書籍レビューになりました。

今回の書籍レビューは、翔泳社発行の『JavaScript逆引きレシピ』です。
今回もご厚意により著作者であるWingプロジェクトの山田祥寛様より献本をいただきました。出版社の翔泳社様にもこの場を借りて御礼申し上げます。

本書は、逆引きレシピとタイトルにあるように、通常の開発言語にあるようなライブラリーリファレンスとして使うのではなく、「やりたいことをはっきりさせてからJavaScriptの処理を探す」本です。
Webサイト構築をするうえで、HTMLとJavaScriptはもはや必須となってきました。このため本書などはいい副読本になるはずです。上記の通り、あくまで「これを実現したいけど、どうやればいい?」という状況を手助けするための書籍なので、学習用途には向きません。この場合は別の入門書を読んでいったほうがいいでしょう。

本書は10章構成で、1章はJavaScriptの基本構文(ここだけなら学習として使うのはいいかもしれません)、2章はJavaScriptの関数やオブジェクト指向といった形で分類されています。ページ操作の章ではjQueryなど昨今のWeb開発で知っておくべきJavaScriptのライブラリーを利用した例も紹介されており、Web開発に関わっている人は1冊手元に置いておきたい本だと思います。
また、モバイルサイト開発向けのレシピやJavaScriptを生成できるCoffeeScriptの紹介もされています。
※個人的にはCoffeeScriptもあるならTypeScriptの紹介もあってよかったのでは?と思いましたが。

本書は、最近の入門書のようにサンプルコードがダウンロードできるようになっています。必要となった時にPCで参考にするという手段も有効ですので、こういったサービスもありがたいですね。

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